チーム医療教育


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オール北里の「チーム医療教育」

時代が求めるチーム医療

医療現場では、多様な職種の医療スタッフで医療チームを編成し、より良質で安全な医療を実現するための「チーム医療」が推し進められています。
これに伴い、教育現場でも、医療スタッフ間の連携を考え、患者さんを中心とした医療を展開できる人材を養成するためのチーム医療教育の実践が求められています。

北里が「チーム医療教育」
を行うのに好適な理由

  • ・北里大学医療系4学部と2専門学校で、14に及ぶ医療職種を養成しており、各職種の職能を学ぶ機会を作りやすく、複数職種を連携させた教育を展開しやすい。
  • ・大学附属4病院があり、臨床現場と連携した「チーム医療教育」を実施しやすい。
北里大学医療系4学部:

北里大学医学部・薬学部・看護学部・医療衛生学部

2専門学校:

北里大学保健衛生専門学院・北里大学看護専門学校

大学附属4病院:

北里大学病院・北里大学東病院・北里大学北里研究所病院・
北里大学メディカルセンター

北里が「チーム医療教育」を行うのに好適な理由

北里には、患者さんを中心に医療スタッフが連携して取組む「チーム医療」を学ぶ環境が整っています。

チーム医療論

他にはない連携環境を活かし、「チーム医療教育」を展開

北里グループでは早くから「チーム医療」に着目し、実践してきました。
「チーム医療教育」プログラムの一つ、北里大学医療系4学部・2専門学校の共通講義として、チーム医療を理論的に学ぶ「チーム医療論」を開講しています。
北里大学病院等現場で活躍する医療人及び北里大学各学部教員によりオムニバス方式で行われるこの講義では、自身の専門性を活かし積極的に「チーム医療」に参画することを目指して、医療の流れ、チーム構成員の職能、医療倫理等「チーム医療」の基礎知識を学びます。

講義内容(一部抜粋・全15回)

※内容は開講年度により異なることがあります。

・チーム医療の必要性・意義 …北里大学学長
・チーム医療からみた北里大学病院の特徴 …北里大学病院長
・北里大学メディカルセンターの特徴と地域医療支援病院におけるチーム医療 …北里大学メディカルセンター病院長
・チーム医療におけるコ・メディカルスタッフの役割について …北里大学医療衛生学部教授
・病院内における各職種の役割について …北里大学病院看護部長
・患者さんの人権とチーム医療(医療倫理) …北里大学医学部准教授
・医療ソーシャルワーカーの役割及び病院医療チームと地域の保健福祉との連携 …北里大学東病院医療ソーシャルワーカー
・チーム医療におけるリスクマネージメント …北里大学医学部教授

チーム医療演習

スタッフ間の相互理解や協働のあり方を学ぶため、「オール北里によるチーム医療演習~より安全で良質な医療の実現を求めて~」を実施しています。
例年4月下旬から5月上旬に北里大学(神奈川県相模原キャンパス)で行われ、北里大学医療系4学部・2専門学校から1,000人以上の学生が参加
本学院では、最終年次の学生が直行バスで向かいます。
1チーム約10人・100組以上のグループに分かれて、医療に関するさまざまなテーマについて議論し、「チーム医療」のあり方について発表します。
専門学校の学生が、医学部・薬学部等の学部生とディスカッションできるのも北里ならではのメリットであり、在学中にこうした演習を通して、「チーム医療」を積極的に体験し、理解を深めることができます。

「チーム医療教育」プログラム課題一覧(一部抜粋)

※課題は年度により異なることがあります。

  • CASE1

    救急医療

    妊婦の急性期医療
  • CASE2

    大災害時の医療

    大災害時の避難所における医療
  • CASE3

    がん医療

    肺がんに対する集学的治療
  • CASE4

    緩和ケア

    末期がん患者の緩和ケア
  • CASE5

    在宅療養

    多発性硬化症の長期在宅療養
  • CASE6

    高齢者医療

    脳梗塞後遺症

チーム医療演習参加者
インタビュー

※既卒者含む(学年は取材時のもの)

  • 臨床検査技師養成科3年
    広い視野で医療を考える契機になった。

    他職種の話を聞いたり、KJ法によって少数派の意見に着目することで自分では気づけなかった新たな発見ができた2日間でした。
    特に患者さんを「チーム医療の輪の中に加える」という考え方が印象に残っています。
    広い視野で医療を考えるきっかけになりました。
    将来は臨床検査を通して病気の早期発見や健康管理に貢献したいです。

  • 管理栄養科4年
    リーダーを全うし難病に対する管理栄養士の役割も知った。

    リーダーや進行役を務める経験は多かったのですが、多発性硬化症という疾患に馴染みがなく、かなり難度の高い課題で上手く進行できなかったと反省しています。
    でもメンバーの励ましで前向きになれました。管理栄養士としては嚥下障害だけでなく、治療薬の副作用の1つである骨粗鬆症を考慮した食事にも関与できると気づきました。

  • 保健看護科4年
    どんな意見も
    否定せず認め合うところから始まる。

    全員がお互いの意見を一度も否定しなかった。それが最大の発見であり喜びでした。
    演習前は「どのように理解して解決に導こうか」と、一人であれこれ考えて”戦う”気分でいたのですが、意見交換を通して、チーム医療とはお互いを尊重し助け合いながら、問題解決に向けて協力し合うものだと気づけました。
    この気づきは私にとって大きな財産です。

  • 臨床工学専攻科1年
    お互いを尊重してゴールへ。「チーム医療」が次第に見えてきた。

    臨床検査技師養成科から臨床工学専攻科に進学したため、2回目の参加です。
    今回は、各職種の意見を尊重するフラットな関係を築くことができました。
    その結果、互いの足りない部分を補い合い、ゴールに辿りつくことができました。
    専門分野や対象の疾患への理解を深める必要性も痛感しましたが、理想的なチーム医療が経験できたと思います。

その他の「チーム医療演習」参加者の声

  • ・それぞれの専門性を発揮することで、より質の高いケアに繋がることを学んだ。
  • ・一人の意見に対し、それぞれの職種から補足があり、細い線が太くなっていくようにチームとしての意見が充実していくことを実感できた。
  • チームで関わることで、患者さんの背景や状況を正確に理解することができた。
  • ・自身の専門分野でも、他職種の意見から新たな問題点が浮上することに気づけた。
  • ・1分1秒を争う素早い判断が必要な現場において大切なスキルだと感じた。
  • ・常にチーム医療の中心には患者さんとその家族がいるということを実感した。
  • ・患者さんと最も接する機会が多い看護師だからこそ、患者情報を他職種に伝えていく役割を担えると感じた。
  • ・管理栄養士がきちんと食事管理をしていくことの大切さを知った。
  • ・検査値から患者さんの容体を知ることが大切だと知った。

チーム医療病院実習

チーム医療教育のさらなる充実を図るため、最終年次の8月に、大学附属4病院の臨床現場でより実践的に学ぶ「チーム医療病院実習」を実施しています。
北里大学医療系4学部・2専門学校の学生を対象に、約40種のプログラムを用意しています
ただし、臨床現場での実施のため、各プログラムの受入れ人数が限られ、希望学生のみ参加が可能です(プログラムの実施数や内容は年度により異なる)。

プログラム(実習内容・対象チーム等)

  • 北里大学病院
    (神奈川・相模原キャンパス)
    • ・心臓リハビリテーションチーム
    • ・放射線治療チーム
    • ・嚥下サポートチーム
    • ・血液浄化治療チーム
    • ・腎移植チーム
    • ・小児在宅支援チーム
  • 北里大学東病院
    (神奈川・相模原キャンパス)
    • ・精神科デイケア
    • ・回復期リハビリチーム
  • 北里大学北里研究所病院
    (東京・白金キャンパス)
    • ・糖尿病センター実習
    • ・栄養サポートチーム
    • ・肝センター実習
    • ・高齢者医療支援チーム
  • 北里大学メディカルセンター
    (埼玉・北本キャンパス)
    • ・糖尿病教育チーム
    • ・外来化学療法チーム
    • ・感染対策チーム
    • ・動物介在活動・動物介在療法チーム