保健看護課2年生です。毎日暑いですね。
猛暑の中、恒例の文化人類学の地域研修を7月18日,25日の二日間クラス別に実施しました。
今年初めてだそうですが、戸隠神社で石仏群を見学(なんと新潟にも戸隠神社があるのです!)
急な階段(といっても手すりが設置されていて地域住民の配慮を感じる)を上ると灯篭の中に長野県の戸隠神社のお札を発見しました。
神社の裏には、赤虫大明神の古い石碑がありました。引率してくださった小島先生によると、この地方では江戸時代から赤虫と呼ばれるツツガムシに刺されて発病することが知られていたため、赤虫除けの加持祈祷が盛んに行われていたそうで、有効な治療法が発見されるまで、発病した人は神に祈るしかなかったのだそうです。何と、われらが北里柴三郎博士は明治25年(1892年)に新潟でツツガムシ病の調査をしています。新潟の地と北里柴三郎先生のつながりを初めて肌で感じました。。私はこの地で生まれ育ったけど知らないことがたくさんあり、今回、地元再発見! 感動です。
その後は、今年3月、国の重要無形民俗文化財に指定された「裸押合」で有名な浦佐毘沙門堂、普光寺を参拝、住職さんから普光寺の歴史と裸押合についてお話を聞き、一般公開されていない山門楼上を見学。「毘沙門天二十八使者」に国家試験合格、恋愛成就をお願いしました。
最後に塩沢の鈴木牧之(すずき ぼくし)記念館で、説明を聞きました。
鈴木牧之の代表作『北越雪譜』は40年という歳月をかけ越後の雪や風俗を綴ったもので、発売後は江戸でベストセラーとなるほど大評判となったそうです。
古(いにしえ)の人に思いをはせ、今の時代にタイムスリップをしたら、何を思うのだろうと考えてしまいました。